メキシコのボクシングやプロレスは、有名でボクシングはボクシング大国と言われるぐらいメキシコでは馴染まれている格闘技です。
メキシカンのボクサーは軽量級のボクサーが強く、異質のボクシングスタイルだとボクは思っています
この記事ではメキシカンスタイルの異質な…
- メキシコの標高の高さに強さの秘訣
- フットワークの違い
- ジャブやストレートが伸びる
- ボラードというメキシカンがよく使うパンチがある
を解説して行こうと思います
「リカルド・ロペス」「サウル・カネロ・アルバレス」「フェルナンド・モンティエル」などのボクサーが有名です
メキシコの標高の高さに強さの秘訣
メキシコの平均標高は1,111mで、標高が高いと低酸素と低気圧の状態になります。
メキシカンボクサーは低酸素の状態でいつも練習をしています
低酸素トレーニングという練習の方法があるようにメキシコの人たちは常に環境が低酸素の状態なので、体力はとても高いです。
高地トレーニングと言ってマラソン選手や登山家の人たちは低酸素の場所でトレーニングを行っていました、しかし気圧の低い場所では身体への負担がデメリットと言われています!
最近では社会問題もありマスクをして走っている人が増えましたが、昔からボクサーはマスクをして低酸素トレーニングする選手たちもいていました。
フットワークの違い
Embed from Getty Images南米やメキシコの人たちはダンスが大好きです
スペイン語でシントゥーラと呼ばれるヒップや腰、胸を中心とした上半身の動きが特徴的です。
日本のボクサーは上半身は固定されてステップを前後に刻んでいて、バタバタしてる感じがします。
メキシカンの選手などはそのダンスの動きをボクシングのステップに取り入れています
前後のステップも腰の動きでムダのないやわらかいステップを刻んでいます。
ジャブやストレートが伸びる
ジャブの種類はスピードのある、手のひらを相手に向けて打つスピードジャブや強いジャブなど種類はたくさんあります
メキシカンのジャブは、前足を大きく踏みこみ、上体を前方に傾け、肩を入れながら半身になって打ちます。
ジャブを打つ時に普通は前足から出しますが、メキシカンは後ろ足を引いた後に前足を踏み込むのでその分前に進む距離が長いのです。
ストレート系をスウェーでよける方はやりづらいと思います、スリッピングなどで外す方たちは距離感などに慣れればオーソドックスとあまり変わりはないと思います。
ボラードというメキシカンがよく使うパンチがある
Embed from Getty Imagesボラードとは一見、大振りのパンチに見えますが
右フックでも右ストレートでもなく絶妙な角度のスウィングパンチです
スペイン語でボラードは「叩き込む」という意味です
打ち方は…
左右に上体を動かしながら 右に動かす時に右肘を後ろに引いて弓を引くように肘を引きます。左に上体を動かす時に右ストレートを打ちます
拳の向きは基本は水平ですがメキシカンは縦拳です
また、ボラードは軌道を変えることができます
弓を引くようにヒジを引いているので…そこから軌道を修正していきます!
アゴを狙う軌道は、引いたヒジをストレートよりにアゴを狙います
テンプルを狙う軌道は、テンプルを狙い外側からヒジを少し開き気味で狙っていきます。
相手のガードの位置によって使い分けることによって強力な武器になること間違いなしです!
まとめ
調べるほどメキシカンのボクサーのスゴさと面白いところがありますね
モンティエル選手VS長谷川穂積選手の試合は20代でドギモを抜かれたのを覚えています、最強だと思っていた長谷川穂積選手をモンティエル選手がKOしたのには手に汗を握りました。
その時のフィニッシュブローもボラードだったと言われています!
他にもメキシカンのボクシングはガードがしっかりとしているのでなかなかクリーンヒットをしないので強みがあるスタイルだと思っています
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